歴史に興味があるならチャレンジ!古文書を読んで新しい一面を知る

歴史に興味がある人にオススメしたいのが、古文書を読む講座や古文書を紹介する施設のイベント、教室に参加することです。今はお城や刀剣がブームになっているように、昔の日本に関心、興味を持つ方が増えてきました。そんな中、古文書にも人気が出始めています。

博物館などの展示で多くの偉人や庶民の手紙や記録を見てもチンプンカンプンと言うのは、当たり前といえば当たり前です。時代の流れとともに言葉も変わってくるのは、少し前の時代の小説を見てもわかるでしょう。

歴史から見れば、まだ最近とも言える夏目漱石や宮沢賢治の小説でも「ちょっと読みにくい」印象を受けた人は多いのではないでしょうか。言葉と言うのは、大昔の漢字だらけの文書ではなくともそれだけ違ってきます。

古文書は、時代により大きくその形態がかわります。時代時代で特徴がありますし、それこそ今は100%と言っていい識字率(文字の読み書きができる人の割合)ですが、大昔は、庶民は文字の読み書きができない時代もありました。

当然、時代で文字に対する考えや認識が違ったでしょうし、また、文書として残っている資料の特徴も違っています。そう考えるだけでもかなり興味をそそられるのではないでしょうか。それこそ、江戸時代のように庶民に文字が広がった時代のものならば、私達が読んでも笑ってしまうような文書もあるでしょう。

古文書を習う方法としては、NHKを代表とする文化講座などを受講する方法がありますが、各地域にある文書館や施設でも講座を行っています。

講座を受講するとなると、教材や受講料などのお金がかかります。「興味はあるけど、あまりお金は掛けられない。」と言う方には、施設が行っている講座を受ける方法もあります。興味を持ってもらえる人を増やしたいという目的もある為、初心者向けも多く開催されていますし、受講料が安く設定されているものです。

また、インターネット講座や施設が行っている、ネットにある解説や説明を読むのもありでしょう。その対象は広く設定されている為、直接自分が理解しやすいように解説されているわけではないので、実際に講座を受けるよりもちょっと苦労するかもしれませんが、それも醍醐味だとやる気が出る人もいるかもしれません。

他にも古文書の好きな方や専門家が、個人的にホームページにて古文書の解説や見方を説明してくれているとこもあります。初心者向けに、わかりやすくしてくれているところも多いです。

講座を受ければ、質問などやりとりできてわかりやすいでしょうし、インターネットを使って自分のペースでじっくりと堪能しながら学習するのも楽しいものです。

資格修得も可能です。2016年からとまだ最近ですが、一般社団法人古文書解読検定協会が行っている、古文書解読検定があります。3級から始まり、それぞれの級ごとに年2回程度の頻度で行われます。自身の古文書解読力がどれぐらいなのかがわかり、また、歴史に関わる施設で働きたいと言う方には、後押しになります。

他にも、財団法人社会通信教育協会認定の資格として対象の講座を受講し(古文書の講座もいろいろあります。)レポートを提出すると「生涯学習1・2級インストラクター(古文書)」の資格を得ることもできます。

どういう形の資格がいいのかは人それぞれでしょうが、資格を取得してその道を奥深くまで勉強してみるのも楽しいかもしれません。