ただ釣りするだけじゃもったいない!食べる以外に魚拓をしてみては?

好きな女性もいますが、やはり女性よりも男性に多い趣味の一つに釣りがあります。その釣りも、川と海ではやり方やマナーは違うでしょうが、どちらにしても魚を釣ることが好きな人は多くいます。これは、わざわざ講座などに参加せずとも自分のペースで行える趣味の一つと言えます。

特にずっと会社で働きづめならば、偶には誰にも邪魔されずに防波堤あたりで釣り竿を持って1日ぼうっとすることも心の休息になります。(せっかくならば釣果は欲しいでしょうが。)

中には釣った魚を晩御飯のおかずにするつもりで思わず力を入れて頑張る人もいるかもしれません。それはそれで楽しいでしょう。最初は上手く釣れなくとも、ぼうっとしながら水面を眺めるのも必要な時があります。

ただ、せっかく釣りをするならば晩御飯のおかずもいいですが、「魚拓」はどうでしょうか。そこまで考えたことがないと言う人は、多いでしょう。わざわざ説明するまでもないかもしれませんが、簡単に言えば、「魚拓」とは、墨や絵の具を使って釣った魚の影を取り紙に写すことです。

釣り具屋に行くと、よく店の壁やレジ付近に飾っているのを見かけるでしょう。イメージとしてあるのは、大きな魚を釣った記念に取るものという感じでしょうか。

ちょっと難しそうだと思う人もいるかもしれませんが、魚に直接墨を塗って紙を押し当てる「直接法」ならば、さほど難しくないそうです。他には「間接法」があり、こちらの方が、若干技術がいるようです。

「せっかく大きい魚を取ったのだから、美味しく食べたい。」と言う方も、心配は不要です。絵具の種類によってはオススメできないこともありますが、基本的には綺麗に墨などを洗い落して食べることができます。

しかし、「家で新聞紙を拡げて墨を出して・・・。」と面倒に思う人は、今はとても便利なサービスができました。時代は変わったもので、今は、魚拓と言っても「デジタル魚拓」もあります。「どんなものだろうか。」と気になる人や「本当に魚拓なのか。」と心配する人も多いでしょう。

デジタル魚拓は、墨などを使うのではなく、魚の写真のデータを専門業者に送ることで、魚の画像を加工し、実寸大のサイズに印刷してもらうものです。魚の写真は、釣った本人が手にポーズをとっている写真でOKです。

ひれや尾が影に隠れていても、また魚に傷がついていても綺麗に加工してくれて、美しい魚拓を作ってくれます。カラーも可能です。それだけでなく、ポスターやパネルのような仕上がりも可能ですし、和紙を使ったパターンもあります。

他にもちょっと趣向を凝らしたものでは、ジグソーパズルも作れますし、太刀魚を掛け軸風にして水墨画の「昇り龍」(実際には、太刀魚ですが。)を作ることもできるそうです。自分が釣った太刀魚を床の間に飾るのも面白いかもしれません。

料金も魚のサイズや用紙のタイプ、オプションの有無で変わりますが、基本的な価格で2,000円程度~15,000円ほどになります。当然費用は掛かりますが、それ以上に豪華に作ろうと思えばそれも可能です。

思い出も含めた記録として残すならば費用がある程度掛かるかもしれませんが、自分の好きな形で残すと楽しいものです。いずれにしろ、せっかく釣りをするのならば、一度魚拓にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

ちなみに「ウェブ魚拓」と言う言葉があります。これは、魚は全く関係なく、インターネットの関係の言葉になります。