意外に知らない人が多いからこそ知っておくべき!マナーを学び直す

マナーと言ってもいろいろあります。テーブルマナーからビジネスマナー、冠婚葬祭でのマナーなど、場面場面でいろいろあるでしょう。女性ならば、(男女の差別的な意味合いではなく)メイクや話し方、仕草にも気を付けるべき点があります。

そもそもマナーとは何か、と言ってもピンとこない人もいるかもしれません。当然ある程度年齢を重ねた人ならばわかるでしょう。マナーとは、礼儀や作法のことですが、その根底にあるのは相手に対して思いやりを持って接することです。これがマナーの基本と言えます。

マナーを身につけるということは、相手が不快な思いをしないような振る舞いができるようになることです。その為、まだまだ経験の浅い若い人向けの講座や教室が多く、逆にある程度年齢を重ねてからだと「今さら習うことはない。」「今さら習えない。」となるでしょう。

しかし逆を言えば、ある程度の年齢になっても知らなかったり間違ったマナーのまま過ごしている場合、肝心な時に失敗したり恥ずかしい思いをするかもしれません。実は、知らないのに勝手に思い込んでいるということもあるのです。

もちろん他人の間違いを表だって指摘するような失礼をする人はいないでしょうが(それこそある意味、マナー違反と言えます。)、やはり後で恥ずかしい気持ちになることもあるかもしれません。

年齢関係なく思い立ったうちにしっかりとマナーを改めて身につけたり、元々知っているマナーが正しいのかを確認することも大切かもしれません。

知っているマナーが正しいかどうかというのは、マナーは時代によって変わっていることもあるからです。と言うのは、例えば労いの言葉として「御苦労様」「お疲れ様」と言う言葉です。どちらを使う方がいいのでしょうか。

昔は「ご苦労様」は年齢関係なく使えていたのですが、今は、「ご苦労様」は年下が年上に使うのは失礼だとされています。「お疲れ様」の方が、相手が年上だろうと使える言葉になっています。

高齢の方からすれば「昔はそんなことはなかった。」と言うでしょう。しかし、今の時代、言葉の使い方が変わってきているのです。

それと同様、常識なども時代で変わってくることがあります。例えば電話が掛かってきた際に「もしもし、〇〇ですが。」と受けていたのを、(良い悪いはさておき)今は個人情報の関係で名乗らないようになってきています。

自分の考えは古いのではないのか。そう考えると、マナーと言っても何を学べばいいのか、悩んでしまうところでしょう。マナー講座もいろいろあります。

自分で必要なマナーが何か、なんとなくでも思い浮かべられるものがあれば、それに関する講座(例えば、食事のマナー、話し方講座など)を受けたり、自分の振る舞いに自信がない場合は、その辺りを勉強するといいかもしれません。

もし、全体的にマナーを勉強し直したい、一般的なマナーをもう一度やりなおしたい、というのならば礼儀作法を中心とした講座がいいかもしれません。

また、冠婚葬祭でのマナーは知っていて当たり前とされる年齢であるにもかかわらず、ちょっと自信がないな、と考える人は、もちろん冠婚葬祭のマナー講座があればそちらがいいでしょう。なければ、やはり礼儀作法に関するマナー講座がオススメです。

根本は最初にも触れた「相手への思いやり」ですが、いずれにしろ、知っていて当たり前と思っていたり自分が正しいと考えていても、実は違ったと言うこともあります。改めてマナーについて勉強し直し身につけるのも、素敵な大人として輝く為の一つの形ではあるでしょう。