着物を活かす方法はこれ!着物をリメイクして新しいおしゃれを

着物と言うと、どうしても着付けを習うイメージが先に来てしまうものです。そもそも着物は、親から子、孫まで着られる衣装として知られている為、母親の振袖を娘が成人式に着るように、長く大事に着用する考えがあります。

確かに、着物が好きで着付けを習ったり、その仲間たちと和服で出かけたり。お出かけに着物を着ると言う人もまだまだいますし、出かける場によっては着物を着る方がいいと考えることもあります。

とはいえ、実際に着物を普段からよく着るかと言えば、誰もがそう言う訳ではありません。持っている着物も留袖や訪問着など、改まった場で着るものが多く、普段に着る着物を持っている方はそう多くないでしょう。

況してや、親の着物を娘が着るという例を出しましたが、着物の柄によっては抵抗がある若い方もいますし、長年しまいこんでいた為にシミが出てしまって、もはや着られないという着物もあるでしょう。

そんな場合に、着物の新たな活かし方として、リメイクがあります。これは、カルチャーセンター等での講座にもありますし、裁縫が好きな方ならば自分でやれる方もいるのではないでしょうか。

着物は、元々、時代劇でも出てくるように1枚の長い布、反物になっています。要は、洋服と違って和服は布自体がリメイクしやすいと言えます。また、デザインも優れたものが多いです。リメイクする時は、どのようにしようと楽しいことこの上ないでしょう。デザインで言えば、帯もまた柄を見るとリメイクのし甲斐があります。

実際に着物から作られるのは本当に幅広く、ドレスやワンピース、ジャケット、シャツ、ボレロ、ベスト、スカートなど、どんな衣服もできると言えます。他にも、バッグやネクタイ、ベレー帽、中には傘を作る方もいます。

バッグの場合は、帯の方が柄や生地から見ても適していると言えるかもしれませんが、どちらにしても、バックと言っても正装で使えるバックから巾着、トートバックやがま口、ポーチなど幅広く作れます。

ドレスなど布を多く使う場合は、シミが大きいと使えないこともありますが、使える布の量や柄の入り方でリメイクするモノを考えるのもまた楽しいものです。端切れの分も捨てずに、アクセサリーにしたり小箱を作ることも可能です。

リメイクできる着物はたくさん持っているが、裁縫作業は苦手と言う方も心配は不要です。カルチャーセンターなどの講座では、その人の洋裁の経験に添って教えてくれます。

よく手芸店などでも洋裁教室をやっています。ただ、店舗などで開催している教室は、「着物をリメイク」というより、どちらかと言えば店でセットになっているもので行ったり、すでにある材料を使うところが多いでしょうから、まずは聞いてみるといいかもしれません。個人店だと相談に乗ってくれるかもしれません。

やはり着物のリメイクの良さは、処分しないといけないと考えていた、思い出のある大切な着物を新たに生き返らせることができる点でしょう。しかも、自分でできたらそれが一番ですし、どんな形で蘇らせるのかを考えるのも楽しいものです。

講座や教室などで習って、自身でやってみるのが一番でしょう。しかし、どうしても自分で作るのは苦手と言う方も確かにいます。

そんな時は、少し話が趣旨とはずれてしまうかもしれませんが、せっかくの着物を処分するのは忍びないので、着物リメイクを専門としている店舗に依頼してみてはどうでしょうか。