知っているようで知らない?史跡めぐりで今さらながらに地元を知る!

健康の為に、ウォーキングを行う人がいます。その場所ですが、毎回同じところを歩くのではなく、自分の地元の史跡めぐりをするコースでどうでしょうか。今回は、史跡めぐりをオススメします。

史跡めぐりは、言葉としては、観光地などにある歴史的な建物等を見て回ることを意味します。しかし、ここでオススメしたいのは、観光地を回るのではなく、地元の史跡を回ることで改めて地元を知るのはどうでしょうか、と言うことです。

歴史的な建物と言っても、どこまでを指すのか、地元にはそんな有名な建物がないから分からないと言う人もいるかもしれません。しかし、言葉に囚われて、あまり難しく考える必要はありません。

確かに史跡について細かく説明すれば、文化財保護法で「記念物のうち重要なものを史跡、名勝又は天然記念物に指定することができる。」と明記されています。

その記念物が何かと言うと、やはり文化財保護法に記載されているのは、「貝づか、古墳、都城後、城跡、旧宅その他の遺跡で、我が国にとって歴史上または、学術上価値の高いもの~」となっています。

簡単に言えば、史跡とは古墳や城跡など、歴史や学問において価値の高いもの、となります。となると、誰もが知っているような遺跡などがそれに当たるのかと言えば、それだけではなく、地方の自治体がその土地の歴史や文化を知る上で大切とされているものもあります。

それこそ地域にある小さな史跡は、地元でも若い人は知らないようなものもあります。そんなささやかな規模の史跡でも、その土地の今までを知るには大切なものと言えます。

もちろん全国でも知られているような史跡を巡って、ブログなどを公開している方もいます。ですが、史跡めぐりの楽しみ方は人それぞれです。敢えて遠くの史跡に行かずとも、まずは近くの地元を知ることから始めるのも目から鱗となるかもしれません。意外に地元のことを知らない人は多いものです。

では、具体的に史跡めぐりをするにはどうすればいいのかとなると、取り掛かりやすいものとして、カルチャーセンタなどの講座や郷土資料館などの施設が行っているものがあります。

サークルやクラブ、同好会を発足して活動している個人もいます。ここでは、歴史や史跡が好きな人が集まっているので、いろいろと講座では聞けないことも教えてもらえますし、同じ趣味の人同士の交流が深まる楽しさもあります。イベントに参加するのも、とっかかりになります。

また、自治体が地域住民へ広く地元の歴史を広める意味も含めて、企画が行われることがあります。地域によっては、史跡めぐりを兼ねてウォーキングができる散策コースを作っているところもあります。

そして史跡めぐりの基本は、(ツアーのようにバスで移動するものもありますが)大抵、歩きます。わざわざトレーニングのように歩かなくても、史跡めぐりをすることでかなりの距離を歩くことができます。イコール健康にも一役買うことができます。

歩いて健康に一役買いながら、その土地や近くの歴史や文化を知ることができるのです。また、同じ趣味同士の交流も深まります。

もちろん、他の講座でも交流はできますが、内容によっては目の前の事に集中して終わることも多いです。そう言う意味では、他の人と話しやすい場です。これらは、史跡めぐりならではの魅力と言えます。

多くの地域で、地元を知ることができるような機会や企画があるものです。いきなり深く関わるようなものでなくとも、まずは、そのようなところから始めてみるのもいいのではないでしょうか。