腕を磨いて家族や友人に披露するのも良し!そば打ち名人になろう

昔の「男子厨房に入らず」は、通用しない時代になりました。男女共働きの時代になった今、「女性ばかりに負担が行くのは納得いかない。」と言う人は増えているでしょう。

しかし、ある程度年齢を重ねた男性には、いきなり男女平等と言われてもそうそう女性と同じように料理をすることはできません。しかも今は、女性側の「キッチンを荒らして欲しくない。」と言う意味で同じ「男子厨房~」を使うことがあるようです。

しかし、男性でも料理が楽しいと感じる人もいますし、片付けまできちんと行えば、家族に喜ばれるものです。そんな男性に人気のある料理として、「そば」があります。いわゆるそば打ち教室やそば打ち体験を今回はオススメします。

もちろん、男性参加が多いイメージのそば打ちですが、もちろん女性の方も多く習っていたり、体験に参加されています。ので、実際には男女関係なく、興味を持ったらぜひやってみて欲しい料理の一つです。

そもそも蕎麦は、その当時は粒のままですが、奈良時代以前から食べられていました。粒を粥にして食べていたそうです。とはいえ、蕎麦は、米や小麦粉よりも強くて早く栽培できたので、非常食の要素も強かったようです。

麺として食べられるようになったのは、江戸時代からで「蕎麦切り」と呼ばれ、調理方法も茹でるのではなく蒸していたとのこと。当初はうどんの方が、人気があったようです。

しかし、調理法やつゆの変化、二八そばの誕生によって段々と蕎麦に人気が集まり、江戸の代表とも言える料理になりました。その頃から「藪(やぶ)そば」「更科(さらしな)そば」「砂場(すなば)そば」と言う屋号も出てきます。

蕎麦と言えば、地方の特産としてもよく話題になります。「信州そば(長野県)」、「常陸秋そば(茨城県)」、「越前そば(福井県)」など、有名どころはたくさあります。他にも「にしん蕎麦」や「はらこ蕎麦」など地域独自の食べ方もあります。

そば打ちは、カルチャーセンターだけでなく、蕎麦屋の店主が自身の店で行っていたり、山間部にある体験施設、専門の道場となっている所などいろいろあり、1回限りの体験も含めると各地で開催されています。

特に産地では、体験を常時行うなど人気があり、カルチャーセンターよりも体験型のそば打ちに行ったことがあると言う人の方が多いかもしれません。実際に参加する人も、本格的に蕎麦屋を目指して修行している人よりも、まずは自分で作ってみたいと言う人が多いようです。

結局、自分の作ったそばの美味しさに、そのままハマって続ける人も多くいます。もちろん、作り方を覚えてしまえば、お店に出せるほどではなくとも自分の家で手作りのそばが食べられますし、家族にも振る舞えます。

家で行う場合、道具がないからできないと心配する人もいますが、専用の道具をわざわざ高いお金を払って揃えなくとも、家にあるモノやホームセンター、百円均一で購入した道具でも作ることはできます。

そば打ちの魅力は、やはりその美味しさでしょう。素人が作ったそばが美味しいものか、と思う人も多いでしょうが、やはり作りたての美味しさは格別です。

それに素人が作ったと言っても、きちんとプロの方が親切丁寧に教えてくれますし、フォローもしてくれるので、大きな失敗はほとんどないでしょう。多くの口コミや感想を見ても、美味しかった、楽しかったと言う意見がほとんどです。

そこから今度はそば打ちの魅力にハマってしまって、「本格的に勉強しよう。」と言う人も出てきます。そば打ちに限らず、最初はそんな手軽な気持ちから始めて、楽しい、もっと知りたい、もっとやってみたいというもので充分ではないでしょうか。