その差はわかる?意外と知らない短歌・和歌・俳句・川柳の違いとは
趣味や習いごとは、個人の好みや興味によって何をするかが大きく変わってくるものですが、昨今テレビの影響もあり、俳句にチャレンジしている人も多いようです。ただ、その俳句に関して、習っている人は兎も角、誰もが疑問に思っていることがあるはずです。
俳句以外にも、5・7・5~のリズムを使って表現する歌があるのですが、その違いについてよくわからない、という疑問です。その歌と言うのは、「和歌」「短歌」「俳句」「川柳」があります。どれも決まった文字数でリズムよく言葉を並べて、気持ちなどを表しています。今回は、この違いについて説明をします。
まず和歌です。和歌は、構成が5・7・5・7・7で、5・7・5が上の句、7・7が下の句になります。数え方は「一首、二首」になります。テーマは、季節や恋愛など、感情を詠んでいるものが多いです。また、ルールとして枕詞(まくらことば)や掛詞(かけことば)の技法を使うことになっています。
短歌は、和歌の一種になり、構成は同じ5・7・5・7・7になります。しかし、近代の短歌は和歌に含まれません。そこには、和歌という呼称を嫌った明治の歌人、正岡子規の影響が大きくあったようです。
歌のテーマは、季節や日常、社会生活などで感じたことが中心になっています。それらを「叙景歌(じょけいか)」(自然を詠んだもの)、「叙事歌(じょじか)」(目の前の事件や事実を詠んだもの)、「抒情歌(じょじょうか)」(感情を詠んだもの)に分けられることもあります。
細かく言えば、和歌には短歌だけでなく長歌、旋頭歌(せどうか)など、日本に昔からある歌を総称したものになります。ただ、平安時代になってからは長歌を始め他の歌は廃れてしまってほとんど残っていません。その為、短歌=和歌と考えても問題ないと言えます。
誰もが知る百人一首が和歌か短歌か、と点で短歌と言う人もいれば和歌だと言う人もいます。これは、どちらも正しいと言えます。余談ですが、江戸時代に流行したものに、社会に対する皮肉を込めた「狂歌」があるのですが、これは明治時代に衰退していき、今ではほとんど聞かれなくなりました。
俳句は、5・7・5になります。ルールとして、切れ字(「かな」「なり」「けり」などの言葉)や「季語」を入れないといけないことになっており、文語表現を使っています。数え方は「一句、二句」となります。
主に、季節や自然を題材にしています。他と違って文字数が少ないのですが、この中に「わび、さび」をいかに表すかで腕を問われます。その為、難しいと思う人は多いのではないでしょうか。俳句で有名なのは、奥の細道で知られる松尾芭蕉でしょう。ただ、当時は俳句とは言わずに「俳諧連歌」と詠んでいたそうです。
「俳句」と呼称にしたのも正岡子規になります。短歌にしろ俳句にしろ、正岡子規の文学のその分野における活動力はものすごいものだったことでしょう。
川柳も構成は5・7・5になりますが、季語は使用しなくてもOKなのが、俳句との大きな違いになります。また、俳句の文語表現に対して口語表現が主に使われ、難しいルールもなく、題材も幅広く誰にもわかりやすいと言う特徴があります。
よく「サラリーマン川柳」の募集があるように、初心者でも取り組みやすいものとなっています。慣れない場合は、まずは「サラリーマン川柳」からチャレンジしてみてはどうでしょうか。
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